Spec for Codex: 仕様書駆動開発をVS Codeでシームレスに
Codex CLI と緊密に連携し、仕様(Specs)・Steering Docs・Prompts を視覚的に管理できる VS Code 拡張機能。Kiro の開発体験を Codex ワークフローで再現します。
Spec for Codex は、Kiro の「仕様書駆動開発(Spec-Driven Development)」の良さを、日々使っている Codex CLI と VS Code にそのまま持ち込むための拡張機能です。Specs/Steering Docs/Prompts を一箇所にまとめ、手元で素早く回せるようにしました。
https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=atman-dev.spec-for-codex
TL;DR
- Codex CLI と連携し、仕様・設計・タスクの生成〜運用を VS Code で完結
- サイドバーで Specs を可視化、
tasks.mdは CodeLens から個別実行→自動チェックオフ - Steering Docs と Prompts をワークスペース資産として整理し、迷いを減らす
- 参考実装: notdp/kiro-for-cc をベースに、Codex 前提で再設計

背景と狙い(Motivation & Approach)
Kiro は Spec 中心のワークフローと UI、AI の使い方が秀逸で、開発体験を大きく改善します。一方で、私自身は Codex を常用しており、Kiro の体験を Codex を通じて再現・発展させたいと考えました。そこで、notdp/kiro-for-cc を参考に、Codex と親和性の高い操作・構造・生成物に再構成した VS Code 拡張を実装しています。
主な機能
📝 SPEC Management
- Create Specs: Codex CLI で Requirements / Design / Tasks を生成
- Visual Explorer: サイドバーで Specs をブラウズ/管理
- Spec Workflow: Requirements → Design → Tasks を段階的にレビュー
- CodeLens for Tasks:
tasks.mdの各タスクを個別実行し、完了を自動反映
🎯 STEERING Management
- Steering Documents: グローバル/プロジェクト別ガイドラインをブラウズ・編集
- Generated Docs: Product/Tech/Structure などのステアリング文書を生成
🧩 PROMPTS
- Create Prompts:
.codex/prompts/<name>.mdをスキャフォールド - Click to Open: ワンクリックで Markdown を開いてレビュー
- Inline Run Button: 右側の ▶ から Codex CLI をインライン実行
- Organize & Refresh: プロンプトライブラリを整理・更新
- Markdown Simplicity: フロントマター不要、素の Markdown 指示で運用

対象読者
- 仕様から実装までを一気通貫で回したい個人/小規模チーム
- Codex CLI を日常的に使い、VS Code で完結したい開発者
- 仕様・判断軸(Steering)・プロンプトを「共有資産」として管理したい方
セットアップ
前提
- VS Code(最新版)
- Codex CLI がインストール済み(
codex --versionで確認) - プロジェクトルートで実行する権限
インストール
- リポジトリ: atman-33/spec-for-codex
- (公開前の場合)VSIX からインストール:
- VS Code: Extensions → … → Install from VSIX
- もしくは CLI:
code --install-extension ./spec-for-codex-x.y.z.vsix
注: マーケットプレイス公開後は通常の拡張インストールから検索できます。
クイックスタート
- ワークスペースを開く
- 左サイドバー「Spec for Codex」を開く
- 「Create Specs」を実行(Requirements → Design → Tasks を生成)
tasks.mdの CodeLens ▶ からタスクを個別実行- Steering/Prompts を整備し、繰り返しの判断や手順を共有資産化
設計概要(Architecture)
- VS Code Extension API を用いたサイドバー/CodeLens 構成
- Codex CLI プロセスを安全に呼び出し、生成物(Specs/Docs/Prompts)をワークスペースに反映
- 生成と閲覧を同一 UI で完結させ、往復コストを最小化
Kiro / Claude Code との違い
- Kiro の体験を尊重しつつ、Codex CLI 前提で入出力・配置・実行単位を最適化
- 参考実装の notdp/kiro-for-cc から UI/操作感を学習し、Codex 固有の運用へ合わせ込み
ユースケース
- 新規プロジェクトの要件定義〜設計〜作業分解を素早く確定
- タスク駆動で小さく回し、進捗を視覚化
- プロダクト/技術の判断軸(Steering)を文書化し、チームで再利用
トラブルシューティング
- Codex が見つからない:
codex --versionで PATH を確認 - 実行が失敗する: ワークスペース直下での権限・パス、ファイルの改行コード差異を確認
- Windows で失敗: シェル呼び出しの設定(PowerShell/WSL)を確認
ロードマップ
- 設定 UI の拡充(Codex 引数プリセット、プロファイル切替)
- 生成物テンプレートのカスタマイズ(Spec/Steering/Prompt)
リポジトリ / クレジット
- GitHub: atman-33/spec-for-codex
- Inspiration: notdp/kiro-for-cc
おわりに
Kiro の気持ちよさを、Codex を中心とした日常の開発フローに馴染ませることを目指しました。気になる点や要望は Issue/PR でお知らせください。
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